ジャパンラグビー2007トップリーグ マッチレポート

 


2007トップリーグ第3節マッチレポート(その1)

 


 トップリーグ第3節、関西地域では、11月10日土曜日に、名古屋市の瑞穂公園ラグビー場、東大阪市の近鉄花園ラグビー場で合計3試合が行われました。試合のレポートを順次お伝えします。

11月10日(土) 名古屋市瑞穂公園ラグビー場 14:00〜 KICKOFF
トヨタ自動車
ヴェルブリッツ

 37
29 - 6

8 - 24
日本IBMビッグブルー
30

◎ マッチレポート
 秋らしい絶好の天気。序盤より、トヨタはFWの接点で激しく攻め、IBMは、浅めのラインよりBKを走らせるが両チームとも得点に至らず。9分IBMは、 ゴール前ラインアウトより出たボールを10番がDGを決め先制。対するトヨタは、FWの出足が徐々に良くなり、ボールを支配する回数も多くなった。BKとの攻撃もかみ合い、11分菊谷、15分難波、22分水野と連続トライを取り、19-3と点差を伸ばした。30分、IBM3番が反則の繰り返しでシンビンとなった。その後お互いPGで追加点を挙げ、トヨタ22-6 IBMとなった。さらにトヨタは、前半を終了するホーンが鳴り響く中、ライン攻撃より13番岩本が抜け出て中央にトライ。ゴールも決まり29−6で前半を終了した。

 後半は、IBMのFWに出足が戻り、BKにボールが回るようになり、トヨタDFラインの裏に効果的なキックで陣地を進めた。4分には、ライン裏へのパントを追走した14番勝俣がトライ。29-11と追い上げる。トヨタFWにも出足が戻り、IBM陣へ攻め入るもノッコンでチャンスを潰す。その後、一進一退の攻防が続く。17分IBMは、ライン攻撃より左隅ゴール前に絶妙なパント。追いかけた11番桜井がキャッチしトライ、29-16とする。しかし、25分1番が危険なタックルでシンビンとなり、トヨタは得たPGを10番広瀬が決め、32-16と突き放す。33分IBMは中央ラインアウトよりBKに展開し、最後は8番フィリピーネが抜けゴール中央にトライ。32-23と追い上げるも、36分トヨタは、敵陣10m付近ラインアウトよりモールを20mほど押し、最後は4番中山がトライ、37-23と追加点を挙げた。しかし終了ホーン直後、IBMは、自陣ゴール前から展開し、14番勝俣が右隅にトライ。難しい位置からのゴールも9番山中が決め トヨタ37-30 IBMでノーサイドとなった。最後のゴールでIBMは、勝ち点2を挙げ、歓喜に包まれた


(写真1 高いジャンプのトヨタラインアウト)


(写真2 素早いDFラインの整備、IBM)

◎ 会見レポート
【日本IBMビッグブルー 安藤ヘッドコーチ】
 結果として負けたが、勝ちに等しい負け。粘って勝ち点2が取れたのは大きい。前半、後半でチームのやるべき事に徹底感がなく、もったいなく感じた。前半は、テリトリーで攻めるときに冷静さを欠いた。後半は、落ち着いてゲームを組み立てるように指示した。テリトリーで考えることが徹底できた。完璧なら勝てたかも。

【日本IBMビッグブルー 高主将】
 結果では7点差。前半のゲームマネージメントやシンビンプレーヤーが出たときのゲームマネージメントを考えなくてはならない。2ポイント取れたことをポジティブに前向きに考えたい。前半終わって23点差を戒め、BK、FWのコミュニケーションを重視したのが良かった。




【トヨタ自動車ヴェルブリッツ 石井監督】
 先週に引き続き、細かなところでのプレーの精度が足りない。キック処理に問題点があり、次週に向け修正していきたい。ゲームマネージメントが駄目。キックで陣地を取りながらと考えているが、キック処理のまずさが一番の課題。二面性は、無いと思うが、前半は、ボールのキープ時間も長かった。後半は、キックでポイントを下げられ、処理から陣地を取り返しに行くあせりも誘われた。
 今年は、タイトなスケジュールでケアをしていない選手は使わないと明言している。ケアの無い選手は、トヨタの部員としてなってない。勝ち続け、連覇することなど出来ない。私のポリシーとして譲れないので厳しくしている。結果、けが人以外残ったメンバーで調子の良いものから使っている。

【トヨタ自動車ヴェルブリッツ 麻田主将】
 先週の三菱戦での課題を克服しようと、立ち上がりからボールキャリーをクイックに動かすことに主眼をおいたが、アタックとディフェンスの切り返し、ポジション移動の遅さが目立った。修正していきたい。IBMは、粘り強いチームだった。


(記事、写真:大久保 誠)

(以上、文責:村島 博)