関西大学ラグビーAリーグ マッチレポート

 


関西大学ラグビー Aリーグ マッチレポート

 


 11月第1週を終えて、優勝争いも全勝の大阪体育大学、京都産業大学、1敗の同志社大学、立命館大学の上位4校に絞られてきた感があります。
 これら4校の全てが11月11日日曜日、秋晴れの京都市立宝ヶ池球技場で、満員に近い観衆が固唾を呑んで見守る中、熱戦を展開しました。その結果は、以下のとおりです。

11月11日(日) 宝ヶ池球技場 12:15〜 KICKOFF
京都産業大学
6
6 - 3

0 - 14
同志社大学
17
11月11日(土) 宝ヶ池球技場 14:00〜 KICKOFF
大阪体育大学
29
22 - 20

7 - 7
立命館大学
27
 この結果、全勝の大阪体育大学を1敗の京都産業大学と同支社大学が追うという展開となり、立命館大学は2敗と一歩遅れをとりました。

 以下では、この2試合の詳細なレポートをお伝えします。

◎ 京都産業大学 VS 同志社大学 マッチレポート
 早朝の雨も上がり絶好のラグビー日和となった。両校ともに気迫のこもった素早い展開を見せる中、京産大 徐がPGを決め、3点を先制した。両チームともに激しいタックルを見せ、どちらのチームも有効な攻撃方法を見出せないまま32分再び京産大 徐がPGを決め3点を追加し、6-0と同志社を突き放した。37分にもPGをねらったが、一方のTJの旗は揚がったものの、もう一方があがらず、レフリーはゴール不成功と判定、逆にロスタイムに入った44分同志社 田島がPGを決め、6−3の接戦のまま前半を終えた。

 後半も、前半同様の集中力のとぎれないまま激しいタックルの応酬となり試合は膠着状態が続いた。しかし、後半半ばの20分、同志社 大平が左中間ゴール前5mのラックからボールを持ち出しトライ、6-8と逆転、さらに、田島がゴールを決め、6-10となった。その後、反撃を試みる京産大の猛攻を同志社がしのぐ形が続いたが、37分、逆に同志社が京産大の隙をつく形で右中間22m付近のラックから才口が持ち出しトライ、ゴールも決まって6-17とし、ゲームを終えた。


(写真1 同志社大学の攻撃を封じる京都産業大学渾身のDF)


(写真2 京都産業大学の猛攻をしのぐ同志社大学)

◎ 会見レポート
【京産大 大西監督】
 負けは悔しいが、同志社とここまで渡り合えたことは去年では考えられないことだ。大学選手権へ向けてはよい材料である。




◎ 大阪体育大学 VS 立命館大学 マッチレポート
 快晴になった宝が池、立命館がいきなり先制し、第2試合は始まった。 2分、ハーフウェイ左中間スクラムより右へ展開、島→14佐藤(智幸)→15佐藤(吉彦)とつなぎ右中間へトライ、ゴールを大嶌が決め0-7とした。その後10分には池町がゴール前10m中央のPGを決め、0-10とし、19分にはゴール前ラックから池町→15佐藤→玉川とつないでトライ、ゴールを大嶌が決め、0-17とするまで立命館の猛攻が続いた。 しかし、ここから大体大の反撃が始まる。24分にゴール前左ラインアウトのモールから森川が持ち込みトライ、ゴールを米田が決め7-17、28分にはゴール前右中間のPKより川口が右隅へトライ、 ゴールは、はずれ12-17となった。33分には立命館にPGを許し、12-20とリードは広げられたものの、36分相手陣10mのラックから川口→壇辻とつなぎ左隅へトライ、米田がゴールを決め19-20、ロスタイムに入った42分に、10m中央から、米田がドロップゴールを決め22-20と逆転して前半を終えた。

 後半は、大体大が5分に先制した。相手陣ゴール前左のラインアウト後のモールから川口が抜け出しトライ、ゴールを米田が決め29-20と立命館を突き放した。その後、両校とも集中力とぎれることなく激しい攻防が続いた。25分には、立命館がゴール前ラックより池町→大嶌→玉川とつなぎ中央へトライ、大嶌がゴールを決め、29-27とするも力闘及ばずノーサイドとなった。


(写真3 ラインアウトを制する立命館大学FW)


(写真4 トライラインを目指す大阪体育大学BK)

(記事:堀出和章、写真:北畑幸二)

(広報担当:村島 博)