関西ラグビートップウェストAリーグ マッチレポート

 


トップウェストAリーグ第4節マッチレポート

 


 トップウェストAリーグは、上位4チームの混沌とした状態が続いています。このサイト上では、これら上位チームの激突の模様をマッチレポートとして、お伝えする予定でいます。
 ところで、11月18日(日曜日)、瑞穂公園ラグビー場で、豊田自動織機と中部電力の中京ダービーマッチが行われ、その試合の模様を伝えるレポートが、愛知県から送られてきましたのでご紹介します。

11月18日(日) 瑞穂公園ラグビー場 14:00〜 KICKOFF
豊田自動織機
 61
21 - 14

40 - 0
中部電力
14

◎ マッチレポート
 昨日までの秋空とは変わり、北風が強く、なまり色の雲も今にも雪を降らしそうな冬空となった。

 前半、風上を取った中部電力が長い飛距離のキックで敵陣深く攻め込む。3分、中部電力はライン裏の左コーナーに10番梶浦が絶妙なパントを上げて自ら押さえ先制トライ。ゴールも決まり中部電力が5-0とリードする。その後も中部電力は、梶浦の大きなキックで敵陣に攻め入り優位に試合を進めるが得点には至らず。20分すぎより豊田自動織機のFWが息を吹き返し、相手ゴール前に攻め立てる。24分中部電力1番が反則の繰り返しのシンビンで一時退場。27分豊田自動織機は、ラックのこぼれ球を13番サタラが拾い左中間にトライ。ゴールも成功し7点を返し7-7の同点とする。しかし、34分中部電力は、中央ラックよりラインに回し、4番田中のゴールエリアへのパントを11番高木が押さえトライ。中部電力14-7とする。だが、反撃もここまで、8番斉藤、13番サタラの突破でチャンスを作り、38分、40分と連続トライし、豊田自動織機が21-14で前半を終了する。

 後半、開始早々豊田自動織機は、FW、BKリズム良く攻め立て、2分に14番赤石が右中間にトライ。ゴールも決まり28-14とする。その後も、風上の豊田自動織機は、キックで敵陣に攻め入り、ラインアウト、スクラムのセットプレーでFWが圧力をかけ試合を優位に進める。中部電力もライン攻撃で攻めるが、相手DFの接点での圧力が強く、得点を上げるまでには至らない。豊田自動織機は、15分、19分とBKに展開し2トライ2ゴールを追加し、42-14と得点を伸ばした。また、35分、39分、40分とラインアウトからのモールや相手ボールスクラムをFWが押し込み、3連続トライを挙げ、61-14で勝利を収めた。


(写真1 織機ゴール前でのスクラム)


(写真2 接点で優位に立とうとする中電)

◎ 会見レポート
【中部電力 川島監督】
 前半出来たことが、後半に出来ない。チーム力の差。風下になったときのゲームマネージメントが出来てない。やろうとしたことは出来ているので、ホンダ戦に向け、けが人を直し、力を高めていきたい。

【中部電力 山田主将】
 前半はしっかりやれた。後半息切れするのが課題。体力よりは集中力が、コンタクトで一つ一つ負け、消耗していった。次回ホンダ戦は、地元開催なので1試合通して戦えるようにしたい。


【豊田自動織機 川上監督】
 中電のガッツある、ひたむきなプレーに敬意を表したい。気持ちの面で前半は受けていた。メンバーチェンジ後のポジショニング等のコミュニケーションが悪い。地元開催のワールド戦で一つすっきり勝ちたい。

【豊田自動織機 松岡主将】
 前半最悪。ミスが連鎖した。チーム全体でミスを引きずる。受けたり、止まっていたり、はずかしい試合をした。ハーフタイムでワイドに動かそうと修正し、生きたボールが出せた。ワールド戦に向け、ミスが少なく、後半のラグビーを80分続けていく。勝つ自信がある。


(記事、写真:大久保 誠)

(広報担当:村島 博)