ジャパンラグビー2007トップリーグ マッチレポート(神戸)

 


2007トップリーグ第10節マッチレポート(神戸)

 


 トップリーグも第10節となり、4強を目指す争いが激しさを増してきていますが、1月13日日曜日、午後1時から、神戸市のホームスタジアム神戸で、神戸製鋼コベルコスティーラーズ VS トヨタ自動車ヴェルブリッツの一戦が、1万人近い観衆を集めて行われました。この試合のレポートをお伝えします。
 まず、試合の結果は以下のとおりです。

1月13日(日) ホームスタジアム神戸 13:03〜 KICKOFF
神戸製鋼
コベルコスティーラーズ

7
0 - 32

7 - 13
トヨタ自動車
ヴェルブリッツ

45

 この結果、トヨタは勝点38で4強の位置を固め、神戸は7位と順位こそ変わりませんが、勝点31と一歩遅れをとってしまいました。
◎ 神戸製鋼コベルコスティーラーズ vs トヨタ自動車ヴェルブリッツ マッチレポート
 ドーム内の無風状態で、トヨタ先蹴にてキックオフ。キックによる陣取りで ペースに持ち込もうとする神戸製鋼に対し、タッチを切らず継続を意識する トヨタ自動車。その積極的なアタックはすぐ結実する。5分、FL中山が突破し 形成された神戸ゴール前5mのラックから右展開、SO正面−FB遠藤と繋ぎT (G不成功0-5)。スクラムをはじめとするセットプレーに安定感がない神戸製鋼 は、タックルミスを重ね次々と失点を重ねる。21分には、トヨタのBK展開に翻弄 され、DFが混乱状態に陥り、SO正面に早くも2本目のTを献上(G成功0-22)。鋭い アタックを時折みせる神戸製鋼だが、安定感をみせるトヨタDFは最後の一線を 越えさせない。30分、そればかりか、前がかりになった神戸製鋼のアタックラインの間隙をぬって、WTB水野がインターセプト、60mを独走しT(0-27)。トヨタは、さらに前半終了間際にも1トライを上げ、0-32で折り返す。

 後半、前節のヤマハ戦と同様、気持ちを切り換え大逆転を狙いたい神戸製鋼、 6分得意のカウンターアタックからBK展開を試みるが、浅いラインを狙われ、 WTB水野に2本目のインターセプトからTに繋げられ、万事休す(G成功0-39)。 マイクロソフトカップ進出を賭けた大一番であったが、接点での攻防を少人数で優位に進めるトヨタに対し、要所でのDFに厳しさがない神戸製鋼。この流れはゲーム中ほぼ修正されることなく、その結果が、7-45と言うスコアに表れた。


(写真1 神戸の展開、厚いトヨタのDFに阻まれる)


(写真2 トヨタFW、BK一体の厚い攻撃)


(写真3 神戸伊藤捨て身のDF)


(写真4 執拗にボールにからむ神戸DF)


(写真5 厚いDFにも衰えないトヨタの機動力)


(写真6 この日2Tと大活躍のトヨタ正面)


(写真7 オフロードパスで局面を開く神戸後藤キャプテン)


(写真8 トヨタBKサイドを縦突破)


(写真9 巧みなフリップバスでつなぐ神戸FW)


(写真10 トヨタDFをかわして大きくゲイン)


(写真11 ゴールを目指すトヨタ、ライダー)

◎ 会見レポート
【神戸製鋼コベルコスティーラーズ 平尾誠二 総監督】
 完敗だ。前半の不用意な失点がチームの選択肢を狭めた。この結果を我々は受け止めて今後のゲームに繋げたいと思う。

【神戸製鋼コベルコスティーラーズ 後藤翔太 キャプテン】
 完敗です。応援の方々に申し訳ない。これから出来る事は限られているが、残り試合、精一杯戦いたい。

(前半の大量失点について?)
平尾総監督:
 ゲームの入り方が悪かった。ゲームプランの問題なのか、もう少しきめ細かさが必要だった。劣性からゲームが始まるのは良くない。これは大いに反省すべきだと思う。



【トヨタ自動車ヴェルブリッツ 石井龍司 監督】
 今日は初めてのグランド、しかもドームなので環境面で不安だった。しかし選手が良く対応してくれた。ただ後半のアタックのオーバーが悪かった。それでも神戸製鋼に大勝出来た事は自信になると思う。

【トヨタ自動車ヴェルブリッツ 麻田一平 キャプテン】
 良いスタジアム、沢山の観客の中で試合が出来て楽しかった。神戸製鋼はブレイクダウンが強いのでそこを意識したが、FWが頑張ってくれた。今日の自信が過信にならないように気持ちを切り替えて次戦に臨みたい。3敗した時点から、トーナメントの気持ちで戦っている。残り1戦1戦を大事に戦っていきたい。

(ゲームプランについて?)
石井監督:
 神戸製鋼はキックが多いので、ボールの確保に注意した。そしてボールを大きく動かして継続することを意識した。前半はそれが完璧にはまった。FW戦の圧勝は、全く予想外だった。

(マイクロソフトカップに前進したと思うが意気込みは?)
石井監督:
 我々はまだ崖っぷちの状況。3敗でベスト4に入るのにギリギリの状態であり、今後の試合を大事にしていきたい。



(記事:廣島治、藤本英一  写真:長谷川昭男)

(広報担当者:村島 博)