ジャパンラグビー2008トップリーグ　マッチレポート(石川)

 

2008トップリーグ開幕（石川）
９月７日（日）　西部緑地公園陸上競技場　１７：００〜　ＫＩＣＫＯＦＦ
ヤマハ発動機
ジュビロ
21		 10 - 10

11 - 12		 クボタ
スピアーズ
22
◎ ヤマハ発動機ジュビロ VS クボタスピアーズ　マッチレポート
　石川県での初開催、北陸のラグビーファンが期待する中、今シーズンを占う一戦である、前半の立ち上がりは、スクラムが安定せず、ヤマハがやや組み勝っている様子、９分にＳＯ大西のＰＧで先制、ヤマハペースで進んでいく、しかしヤマハもそこからなかなかペースをつかめない、両チームとも時折大きくゲインはするもののミスで決定的なチャンスに結びつかない、３０分にクボタがゴール前左中間のラックから８−１５−６とつなぎＦＬドゥルーが左スミにトライ、ゴールも成功し７−３と逆転、３８分にはヤマハが２２ｍＬタッチに出たボールをクイックスロー、６番デーリックがトライ、ゴールも決まり１０−１０と追いついたところで後半へ。

　後半、２分にクボタがＰＧを決めると７分にはヤマハがＰＧで追いつくが１０分にクボタがまたもＰＧで１６−１３、続いて１５分クボタが相手陣２２ｍＬ中央ＰＧを決め１９−１３と突き放すが２８分にヤマハがゴール前左中間ラックから左へ展開１１番左ＷＴＢ富岡がトライ、３５分にはゴール前中央からのＰＧを大西が決め２１−１９と逆転、クボタとしてはがまんの時間帯での痛い失点、しかし３７分に相手陣１０ｍＬ中央でラックから出たボールをＳＯシェ−ンがＤＧを決め息を吹き返す、その後、ヤマハの執拗な攻撃を必死の防御で逃げ切った、クボタ自陣２２ｍＬ上での両チーム攻防はファンを魅了した、４０分経過のホーンがなって実に４分３０秒経過していた。


　　
◎ 会見レポート
【ヤマハ発動機ジュビロ　堀川監督】
　素晴らしい環境で素晴らしいチームとゲームができたことに感謝します、自分たちのミスでセットピースでの強みを生かせなかった、自分たちでペースを乱してしまった、もっとチャレンジしてボールを動かし、精度を上げていく。
【ヤマハ発動機ジュビロ　山村キャプテン】
　まず素晴らしいグランドを準備していただいた石川県協会の皆様、それに多くのファンのかたに感謝します、タイトな戦いになるとは思っていたがクボタさんのプレーは激しかった、１３分の１のゲームと切り替えて残りのシーズンを戦っていきたい。
（ＥＬＶの影響は？）
堀川監督：
　若干の不安はあったがあまり影響はない、今日の反則に関してはＥＬＶとは関係のないものだった。
（後半の最後２２ｍＬのラインアウトからの攻防で何かアイデアはなかったのか？）
山村キャプテン：
　まずボールをキープしてそれからチャンスを待っていた。
（ルーキー五郎丸選手の評価は？）
堀川監督：
　今日はキックが飛んでなかった、フィジカル面の強さガ持ち味の選手なので今日の反省をいかしながら次のゲームにのぞんで行く。


【クボタスピアーズ　山神監督】
　勝ててホッとしている、今シーズンは第１戦をとらなければうちは難しいと思っていた、ヤマハさんとは緒戦で３度あたっている、簡単に勝たしてくれない大きな壁だった、チャレンジして勝てたことを本当に喜んでいる。
　ゲームの入りが固かった、もう少し楽に入れたはずだし、キーポイントでおかした反則は反省点。
　見ていた方は面白くなかったかもしれないが、キックで陣地をとって、体を張ったゲームを目指したが、前半の最後にテリトリーをとれて流れをつかめたが、まだまだ勉強しなければならないことがたくさんある。
　石川県ではじめてのトップリーグ素晴らしいグランドで結果がよくて最高です。

【クボタスピアーズ　鈴木キャプテン】
　石川県協会様、準備ありがとうございました、昨シーズンは競ったゲームを取れず、今季はみんなで一つになって乗り越えようとのぞんだ、接戦をものにして勝てたことがうれしい、今後も一戦一戦を戦って上位へ進出したい。
（最後の時間帯でのデフェンスでチームでどんなことを話し合ったのか？）
鈴木キャプテン：
　残り１分のスクラムでプレッシャーを受けてボールをキープできない、ノーペナルティーと声を掛け合って、立ち位置のオフサイドに気をつけて変にボールに絡まずにいれば相手がミスしてくれると思っていた、チームみんなの勝利だと思う。



(記事・写真：北畑幸二)

(広報担当者：村島　博)