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関西大学ラグビーAリーグ マッチレポート
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2008関西大学ラグビーAリーグ閉幕
― リーグ戦の総括と最終戦レポート −
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【2008年のリーグ戦を振り返って】
−中島茂 関西ラグビーフットボール協会大学委員会委員長
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2008年関西大学Aリーグ戦は、予想通り波乱の開幕となった。
戦前の予想は春期・夏期と絶好調の立命館大学が本命、アップテンポな展開ラグビーで3強入りを狙う関西学院大学、天理大学、そして調整が遅れているが盟主同志社大学が何時浮上してくるかが焦点であった。
10月5日(日)の開幕戦は生憎の雨、天理大学が27−8で昨季2位の京都産業大学から20季ぶりの白星。また関西学院大学も2連覇を目指す同志社大学に19−15の堂々たる勝利を収め、前年度優勝、2位のチームが相次いで敗れる波乱の幕開けとなる。
2節も近畿大学が優勝候補の立命館大学を鋭いタックルを武器に競り勝ち、7年振りにAリーグに復帰した摂南大学も前季3位の大阪体育大学に圧勝し、混戦の序盤戦となった。
毎週、予想を覆す展開が続き、前年度まで関西大学ラグビーを牽引してきた同志社大学を始め、京都産業大学、大阪体育大学の強豪校が力を発揮できずに苦しんだが、代わって古豪関西学院大学が、鋭い出足で相手スペースを奪い、攻撃的なタックルを武器にターンオーバーから攻撃に転じアップテンポなラグビーで快進撃。今季の新ルールいわゆるELVに適応した精度の高いキックを使い分けて相手陣に入り、かつ高いランニングスキルと巧みなパスワーク、エリアにおける的確な判断等ゲームマネジメントにも優れ、51年ぶりに栄冠を勝ち取った。
関西学院大学、天理大学の躍進に共通している点は、フィットネスに優れ、鋭いタックル、正確なパス、キックなど基本プレーがしっかりしており、近代ラグビーの魅力である前進してボールを繋ぐスピーディーな展開ラグビーが特徴であった。
今年の関西Aリーグは古豪の復活、関東の1部リーグ・対抗戦は新興勢力の台頭で幕引きとなったが、東西を問わず時代の流れを感じたシーズンであった。
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◎ 最終戦 同志社大学 VS 京都産業大学 マッチレポート |
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勝てば大学選手権への道が残る5位、敗れれば最下位・入替戦出場となる京都産業大学と、2位は確定しているものの、大学選手権に向けて巻き返しを図る意味でも、是非勝利が欲しい同志社の関西大学Aリーグ最終戦は、強風の中、
風下に位置した同志社のキックオフで始まった。
3分 同志社陣22mライン付近での京都産業ボールラインアウトを、相手ミスからターンオーバーした同志社は果敢に展開、ラックを連取、京都産業陣10m付近ラックからFLE洪―LOC村上と繋ぎトライ(G成功7−0)。
ブレイクダウンでの攻防を制しゲームの主導権を握る同志社は、7分にも連続ラックからPR@菅原が抜け出し最後はフォローしたLOC村上がトライ(G成功14−0)。
DFにおいてファーストタックルがほとんど決まらず、BKラインも前には出るものの、中途半端なプレッシャーで簡単にラインブレイクされる京都産業大学は、アタックでも、連続ラックを支配する場面はあるものの、同志社DFの前にゲインラインが切れないまま、16分、31分とキックに頼らず積極的に展開する同志社にトライを許してしまう(前半26−0)。
後半も京都産業大学のDFの修正が効かないまま、同志社が49分までに3トライを連取、ゲームの大勢を決める。(45−0)京都産業大学も、同志社の入れ替えによるコンビネーションの歪みを突き、55分に同志社陣ゴ−ル前連続ラックからトライ(45−5)、一矢報いたものの、その後はフィットネスに衰えがみられなかった同志社に4トライを追加され、71−5でノーサイド。
個々の能力は高いものの、チームとしてのプラン、判断力等に乏しかった京都産業大学に対し、LOC村上の活躍にみられるように、豊富なフィットネスで圧倒した同志社大学であったが、タッチダウン後の意図の見えないドロップキックや、ハイパントのコールが中途半端となり、味方同士で衝突してしまうケアレスミス等、大学選手権へ多くの課題が浮き彫りになったゲームであった。
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【同志社大学 中尾 晃監督】
前半、風下だったこともあり、積極的に繋ぐラグビーを意識したことが奏功した。両ウイングにボールを集める意識も徹底できたことで、ウイングで5トライとトライが量産できた。課題のディフェンスも粘り強さがみられ、1トライを献上したとはいえ、まずまずの出来ではないか。
―― 大学選手権に向けて
アタックのバリエーション豊富な関東の大学に対し、ディフェンスの時間が多くなるだろうが、今日のような粘りを発揮するためには、アタックに時間を割ける準備、要するにフィットネスで打ち勝つことが肝要である前半だけで3トライを挙げた村上に代表されるようなフィットネスの高いプレーヤー、ディフェンス力に優れた選手の起用でチームを活性化したい。
―― 関西リーグを振り返り
緒戦の関西学院大学戦で勝ちきれなかったのが全て。波に乗れなかった同志社に対し、緒戦の勝利で潜在能力を引き出した関西学院といったところ。
とはいえ、シーズンを通じてマイナス志向から脱し切れなかった‘ウチ’にとって、フィットネスで圧倒できた今日の勝利は大きい。
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(記事、写真:廣島治、堀出和章)
(広報担当者:村島 博) |
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