関西大学Aリーグ

 


関西大学Aリーグ開幕
(近鉄花園ラグビー場)

 秋空というにはまだ強すぎる日差しが、シーズン最初のまぶしいばかりの芝生の緑に照り映える中、東大阪市近鉄花園ラグビー場の第Ⅰ、第Ⅱグランドにリーグ全8チームが集まり、2012年関西大学Aリーグ開幕戦4試合が行われました。以下その模様をレポートします。

10月7日(日) 12:00Kick Off 第Ⅰグランド‐第1試合
同志社大学
17
 3 - 14
14 -  7
近畿大学
21

◎ 同志社大学 VS 近畿大学 マッチ・サマリー
 一昨年の入替戦から昨年度2位に浮上して、今季は完全復活をめざす同志社大、対するは春からフィジカル面を強化し個々の勝負に持ち込みたい近畿大学。
 同志社陣に蹴り込まれたキックオフのボールを近畿大学は猛烈な勢いで追う、キャッチした同志社大の選手に強烈なタックルを見舞い一発で倒す、近畿大学のこのゲームに対する気持ちがスタンドの観客にも伝わって大きなどよめきがおこる。5分、近畿大学は、クイックスローからのボールを15番上野がキャッチし同志社大DFをかいくぐり抜けだし、12番屋根田がゴールポスト左に先制トライを決める、ゴールも決まり7点先取、同志社大は14分にゴール前PGを決め点差を詰めてくる。しかし近畿大学は前半終了間際の38分に同志社大がシンビンで1名を欠くなかでゴール前右中間ラックから左へ展開し14番阪本がポスト左にトライし14-3として前半を終える。

 後半も開始早々の4分に近畿大学9番光井が左中間ラックから抜けだして左中間にトライして流れをつかんだかに見えた、しかし少しタックルが甘くなった近畿大学のDFをさすがに見逃さない同志社大は9分14番鳥原が右隅に、14分には15番宮島が左中間にトライと追い上げる、その後は両チームともチャンスにミスを犯し攻めきれない、最後は近畿大学が粘り強いDFで逃げ切って同志社戦初勝利をあげた。近畿大学は、いい時間帯でトライをあげて流れをつかみ、低く激しいタックルと、個々で当たり勝って少しづつ押し込み、いいボールをバックスに出し続け、またPKでスクラムを選択するなど近畿大学が力で制した勝利であった。









10月7日(日) 14:00Kick Off 第Ⅰグランド‐第2試合
天理大学
17
 5 - 10
12 -  5
関西学院大学
15

◎ 天理大学 VS 関西学院大学 マッチ・サマリー
 関西大学Aリーグ3連覇を目指す天理大学と今季から元日本代表主将のマコーミック ヘッド・コーチが指導する関西学院大学との対戦。
 まず、前半3分、天理が相手陣10mのラインアウトから左にバックス展開し⑩白井⑬バイフ⑪松井から⑮塚本に繋ぎ左中間にトライ(GK不成功)、5-0とスタートを切る。その後も天理は再三攻め込むが、関学のディフェンスを崩せず、追加点を奪えないまま、33分には関学がゴール前ラックから⑧中村が右中間にトライ、⑭畑中がGKも成功させ、5-7と逆転。さらに、37分にはペナルティを得た関学、中央30mのPGを畑中が成功させ、5-10とリードして、前半を終了する。

 後半、風上から攻める天理は、5分に相手陣22mライン付近から展開し、⑮塚本が個人技で抜け出し、⑪松井に繋ぎ左中間にトライ、⑬バイフのGKも成功し、12-10と逆転する。しかし、この後、天理は、関学の連続攻撃に耐え切れず、12分にはシンビン、14人となる。さらに攻め続ける関学は、14分にゴール前5mスクラムをずらして、⑥徳永が左中間に持ち込みトライ(GK不成功)、12-15と逆転する。どちらが主導権を握るかわからない白熱した展開の中、勝負を決めたのは天理。26分関学のハイパントを自陣でキャッチし、⑨山本⑮塚本⑫齋藤⑬バイフと繋ぎ、ラスト・パスをもらった⑪松井が、タッチライン沿いを独走し、左隅にトライ(GK不成功)、17-15と再逆転し、このまま天理大が開幕戦に勝利した。僅差で敗れはしたものの関学はディフェンスも強化してきており、今後の戦いに期待したい。











10月7日(日) 12:00Kick Off 第Ⅱグランド‐第1試合
立命館大学
38
21 -  5
17 - 12
摂南大学
17

◎ 立命館大学 VS 摂南大学 マッチ・サマリー
 第2グランドの第1試合は、昨シーズン4位の立命館大学と最下位に終わった摂南大学との一戦、立命館大学は選手層の厚さを誇り、一方の摂南大学は今季補強されたトンガ勢の活躍に注目が集まる。
 試合の先手を取ったのは立命館大学、キャプテン⑥落合を中心に豊富な運動量で摂南大学を攻めたて、6分ゴール前ラックからその落合がトライ(G成功)、7-0とすると、さらに12分には、ラインアウトモールから①西浦がトライ(G成功)、14-0と差を拡げる。しかし、摂南大学は、前半中盤から徐々に動きが良くなり、相手陣深く攻め込むと、18分1年生⑬ラウタイミがラックから持ち出しトライ(G不成功)、14-5と差を詰める。この後も摂南大学攻勢の内に試合が進むが、31分相手ゴール前まで攻め込みながらラックのボールを立命館大学にターン・オーバーされ⑩-⑮-⑥-⑨と100メートル近くを繋がれ、最後⑨井之上が中央にトライ(G成功)、21-5と再び引き離されて、前半を折り返す。

 後半に入ると摂南大学押し気味に試合を進めるが、決め手を欠き一進一退を繰り返す。しかし、終に16分、またも⑬ラウタイミが大きくブレイクし、最後ゴール前のラックから⑨-⑮-⑬と展開しトライ(G不成功)、21-10と追い上げる。しかし、スピードに勝る立命館大学は、やや鋭さを欠くようになった摂南DFの隙に乗じて、積極的に展開、20分⑭岩村、28分⑪高木、38分⑧杉下と立て続けにトライを重ね38-10と大勢を決した。これに対し摂南大学は、ロスタイムに入った45分にWTB交替の橋本がトライを返したのみで、立命館大学が38-17で緒戦を飾った。











10月7日(日) 14:00Kick Off 第Ⅱグランド‐第2試合
大阪体育大学
26
 7 -  5
19 -  7
京都産業大学
12

◎ 大阪体育大学 VS 京都産業大学 マッチ・サマリー
 第Ⅱグランドの第2試合は、昨シーズン3位の大阪体育大学と7位と不振に終わった京都産業大学との一戦。大阪体育大学は、大きなFWを売り物にリーグ優勝を狙う。一方、京都産業大学は一戦一戦成長を遂げながらの古豪復活を目指す。
 試合は、立ち上がり大阪体育大学が持ち味のFWのパワー・プレイでラックを連取し、最後はBK展開で7分⑫王が中央トライ(G成功)、7-0と幸先の良いスタートを切る。しかし、それ以後は、両チーム力が伯仲し均衡状態が長く続く。しかし、京都産業大学は、20分にPGを外した後ようやく28分⑮山下がゴール直前のラックから持ち出しトライ、7-5とし、僅差でハーフタイムを迎える。

 後半に入っても、両チームともにキックでエリアの優位を得た上で、攻撃を仕掛けようとするが、ミスでフェーズを重ねることができず、得点につながらない。しかし、15分を過ぎる頃から大阪体育大学FWのブレイクダウンからの球出しのテンポが上がり、ついに、19分ラックから大きくBKに展開し、最後⑪左手がカットインしてトライ(G成功)、14-5と差を拡げると、ウオーター・ブレイクを挟んで更に23分、縦突破で繋ぎ、最後はプロップに入った⑯長崎、相手DFを跳ね飛ばすようにして中央にトライ、21-5と大きく勝利を引き寄せた。この後29分、京都産業大学も⑮山下がトライを挙げ21-12と意地を見せるが、更なる反撃に結びつけることはできず、逆にロスタイムに入った41分、ラインアウトのこぼれ球を大阪体育大学⑨河口にインゴールに持ち込まれ、26-10で万事を休した。









[敬称略]
(記事:北畑幸二、玉川育夫、村島博 写真:長谷川昭男、柳本啓志 広報担当:村島博)