ジャパンラグビー トップリーグ2013-2014

 


1stステージ 第2節 プールB マッチ・会見サマリー
(鈴鹿)

9月7日(土) 19:00Kick Off
15 - 24
16 -  6
ヤマハ発動機ジュビロ
31
リコーブラックラムズ
30

◎ ヤマハ発動機ジュビロ VS リコーブラックラムズ マッチ・サマリー
 トップリーグ1stステージ第2節、開幕戦でクボタから勝利をあげて勢いに乗るヤマハと、コカ・コーラウエストと引き分け、今シーズンの初勝利を狙うリコーとのゲームが鈴鹿スポーツガーデンで行われた。先制したのはヤマハ。相手陣22m中央のPGをFB五郎丸が決めた。リコーは9分に10m左スクラムからSH池田が左サイドを突き、右CTB河野が中央にトライ、ゴールも決まり、3対7と逆転する。20分にはPGを決め、3対10とリードを広げる。22分、リコーは右22mスクラムからSH池田がサイドを突き中央にトライ、ゴールも決まり、3対17とさらにリードを広げる。ヤマハは直後のキックオフからのラック、リコーのキックをチャージし、インゴールまで迫るがトライを取ることができなかった。28分にはリコー22m付近でクイックスローイン、左に大きく展開して左WTB渡邊がトライ、FB高平が難しい角度のコンバージョンを決め、3対24とする。しかし、ここからヤマハの反撃が始まる。33分、ゴール前ラックから右に展開し、CTB⑫マレ・サウがラインブレイク、CTB⑬ピウタウがトライ。前半終了直前にHO日野がトライを決め、ゴールも決まり、15対24として前半を終了した。

後半は劇的な展開となった。7分、13分とヤマハFB五郎丸がPGを決め、最大21点あった差を3点にまで縮める。20分にはリコーがスクラムコラプシング、相手陣10m左中間のPGを五郎丸が落ち着いて決め、ついに24対24の同点とする。しかし直後の22分、リコーFB高平がPGを決め、再び逆転する。さらに33分、22m中央でヤマハがオーバーザトップの反則、リコーFB高平がPGを決め、24対30とリードを6点とする。36分、ヤマハはラインアウトからトライを取りに行く。モールが崩れたが、そこからフォワードがピックアンドゴーを繰り返し、最後は左に展開、マレ・サウが左中間にトライ、29対30と1点差に迫る。そして、逆転の大切なコンバージョンをFB五郎丸が決め、31対30とし、そのままノーサイドを迎えた。なお、この試合のMOMはヤマハのマレ・サウが選ばれた。






◎ 会見サマリー
【リコーブラックラムズ 神鳥裕之 監督】
 今日は、アウェイのゲームであるにもかかわらず、たくさんの方に応援していただき感謝している。前節のコーラ戦では後半に勢いにのまれ勝ちきれず、修正して今日のゲームを迎えたが、勝ちきれなかった。同じような課題の残るゲームが続いているので、次節には修正したい。

【リコーブラックラムズ 野口真寛 ゲームキャプテン】
 前半の後半、そして後半と、リコーのラグビーができず、反則を重ね、PGを決められた。修正して次に臨みたい。

(前半はフォワードが押していたが、スクラムの反則が多くなったのは?)
野口:特に変化はなかった。セットは安定していたと思う。ヤマハの速いテンポに反則を重ねてしまった。



【ヤマハ発動機ジュビロ 清宮克幸 監督】
 最大21点差からのゲームで、ゲームの中で修正しながら点差を跳ね返せたのはチームとして収穫だった。コンディションの問題で前半受けてしまった。今日はファンの皆さんにとっても観ていて楽しい試合だったと思う。次はホームでのゲーム。スカッとした試合にしたい。後半、スクラムでいいプレシャーをかけてくれた。

【ヤマハ発動機ジュビロ 三村勇飛丸 キャプテン】
 正直に、21点あった差を逆転できてよかった。パナソニック戦を2連勝で、しかもホームで迎える。昨年のリベンジをしたい。チームでまとまって勝ちたい。

(後半への指示は?)
清宮:自分たちが勝てるところで、自信を持ってやりきるように指示した。

(スクラムが後半によくなったが)
三村:途中から入ったメンバーがよかった。8人でまとまってスクラムが組めた。

(前半差が開いたのは?)
三村:セットプレーが崩れた。そこを修正していきたい。




[敬称略]
(記事:後藤樹雄  写真:清水良枝 広報:山中茂生)