ジャパンラグビー トップリーグ2013-2014

 


1stステージ 第5節 プールA マッチ・会見サマリー
(ニンジニアスタジアム)

10月5日(土) 13:00Kick Off
 0 - 20
15 -  8
九州電力キューデンヴォルテクス
15
NECグリーンロケッツ
28

◎ 九州電力キューデンヴォルテクス VS NECグリーンロケッツ マッチ・サマリー
 第3節で昨年の覇者サントリーに勝利したNECと,ここまで勝ち星のない九州電力の対戦は,チームの調子がそのまま出たような立ち上がりだった。

 前半3分,NECが相手陣22mL付近ラインアウトからフェーズを重ね,左LO小野寺が先制。7分にSOウェブがPGを決めた後も,15分には左WTB釜池が,25分にはCTB田村がトライを奪いリードを広げた。その基点はいずれもラインアウトだ。スクラムでもNECがプレッシャーをかけ,セットピースでの勝負はNECが上回っていた前半だった。九州電力も攻めはするのだが,NECのぶ厚いディフェンスを破ることができず,NEC20-0九電でハーフタイムを迎えた。

 後半もこのままNECの一方的なゲームになるのではと思わせるような前半の内容だったが,ラグビーはわからない。10分間のハーフタイムで気持ちをリセットした九州電力が,後半キックオフから攻勢に転じた。この日,ゲームが行われた松山は,台風23号から延びる雨雲の影響で朝から雨。しかもキックオフ直前にはその雨脚も強まり,20点のリードと天候がNECに心の隙間と油断を生んだのかもしれない。後半,元気を取り戻した九電は,6分に左WTB吉田がトライを奪い反撃に転じる(G不成功,5-20)。しかし11分にはNECの左WTB釜池が2本目のトライ(G不成功)を奪い,NEC25-5九電と再びリードを広げられるが,九電の反撃ののろしは消えることなく,28分には左PR池田が,終了直前にはNo8ルアマヌがトライを奪い,15-28と追い上げた。しかし,時すでに遅く、結果的にはNECがパワーでの優位を活かし,危なげなく勝利したゲームだった。

 マン・オブ・ザ・マッチはNECのSH櫻井選手。悪天候に関わらず球をさばき続けたプレーと,献身的なタックルが評価されたものだ。愛媛では2年ぶりとなったトップリーグ。あいにくの雨天だったが,愛媛のラグビーファンが“生”を楽しんだ一日だった。






◎ 会見サマリー
【九州電力キューデンヴォルテクス 平田輝志 監督】
 前半をもっとうまく戦うことができたら,違った結果もあったのではないかと,少し残念に思う。しかし,ハーフタイムで立て直すことができたのは,今後につながると考えている。後半の40分はいい時間を過ごすことができた。

【九州電力キューデンヴォルテクス 齊藤玄樹 ゲームキャプテン】
 雨の試合だったので,多少のミスが出ることは予想していたが,前半はセットプレーで劣っていた。後半は,ラインアウトを減らすようにゲームプランを変えたことが,いい方向につながったと思う。

(あと一歩というところで,トライを取りきれなかったように思うが?)
平田:前半は,ディフェンスを意識しろと指示していたのだが,その意識が強すぎたのかもしれない。アタックとディフェンスのバランスがうまく取れていなかったことが,いざアタックとなったときにミスが生じてしまった原因ではないかと思う。今後の試合では,アタックとディフェンスのバランスが大事だと考えている。



【NECグリーンロケッツ グレッグ・クーパー ヘッドコーチ】
 難しいコンディションでのゲームだった。前半はいいゲームをできたが,後半はセットピースで苦戦してしまった。前半40分のプレーを80分間続けることができるようにしていきたい。

【NECグリーンロケッツ 浅野良太 キャプテン】
 まずは,雨の中にもかかわらず,観戦に来てくださった大勢ファンの皆さんに感謝する。しかしゲームは前半と後半で違うラグビーをしてしまった。自分たちの気持ち,プレーの精度を80分間続けることができてこそ,本当に強いチームと言えると思う。

(これで4連勝だが,チームの調子は?)
クーパー:全体的にはまずまず。しかし潜在能力の全てを発揮できている訳ではない。試合を重ねてレベルアップしていきたい。

(愛媛のファン・グラウンドはどうだったか?)
浅野:雨の中でこれだけのお客さんにきていただいたので,日本のスタンダードとなるプレーを見せる義務があると思いながら戦った。前座の女子ラグビーの選手やエスコートキッズが夢を持つきっかけとなるゲームとなったのであればうれしい。芝生の状態は素晴らしかった。グラウンドキーパー・県協会の方々に感謝したい。




[敬称略]
(広報担当:愛媛県協会)