ジャパンラグビー トップリーグ2013-2014

 


2ndステージ 第5節 グループB マッチ・会見サマリー
(瑞穂公園ラグビー場)

1月5日(日) 12:00Kick Off
15 -  7
19 - 14
豊田自動織機シャトルズ
34
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
21


◎ 豊田自動織機シャトルズ vs NTTコミュニケーションズシャイニングアークス マッチ・サマリー
 冬の底冷えを感じる快晴の下,シャトルズのキックオフでゲームが開始された。ファーストステージでは2点差の僅差でシャイニングアークスが制したゲームの再戦である。風上のシャトルズがゴール前まで攻めるが、シャイニングアークスが2回連続でラインアウトをターンオーバー、効果的に地域を進め、3分⑤アイザックがラックの真ん中を抜け出し中央にトライ、ゴールも決まり7−0と先制した。対するシャトルズも6分、⑫大西がPGを成功3−7とした。その後スクラムで優勢に立つシャイニングアークスが風下ながら地域を有効に進め、一進一退の攻防が続いた。細かいボールのつなぎで双方の攻防が目まぐるしく変わる中、21分シャトルズ⑧カンコウスキーが抜け出し、最後は⑦韋マークが押し込みトライ、ゴールも決まり10-7と逆転に成功した。その後も風上の前半で得点を重ねたいシャトルズであったが、有効なセットアタックができず苦しむ中、35分、BK展開のボールを⑭坂井が右隅にトライ、15−7とシャトルズリードで前半が終了した。

 後半になるとシャイニングアークスが攻勢、ゴール前ペナルティーを得るとスクラムを選択、数回の組み直し後の5分、再びペナルティーを得て速攻で前進、最後は①秋葉が左中間に押し込みトライ、ゴールも決まり、14−15とその差を縮めた。さらにシャイニングアークスは12分、相手陣22mラインアウトより前進、⑬サンダースが素晴らしいスピードでボールを受け取るとそのまま中央にトライ、ゴールも決まり21−15と再逆転した。一方シャトルズも直後の15分、ゴール前の粘り強い防御からターンオーバー、⑧カンコウスキーが独走、20-21と追いかける。27分、同じように自陣ゴール前でターンオーバーしたシャトルズはインゴールから果敢に攻撃、⑮ジェラードにボールがわたるとビックゲイン、そのボールを受けた⑭坂井が右隅に走りきりトライ、ゴールも決まり27-21と再々逆転とした。その後シャイニングアークスのゴール前の猛攻をシャトルズが耐え、最後はヴァカがトライ、ゴールも決まり34-21とシャトルズの勝利でゲームが終了した。
 MOMには、シャトルズ⑧ライアン・カンコウスキーが選ばれた。










◎ 会見サマリー
【NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 林監督】
 今日は自分たちの強みを出そうという目標で戦った。特にセットプレーとディフェンスに照準を絞った。セットプレーはよかったが、トライをとりきれず、力不足を痛感した。残り2試合、いい準備をして臨みたい。

【NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 友井川主将】
 多くのファンの前で勝利できず、残念だった。前半は風下でよく耐えた戦いができたが、後半は攻め込みながらとることができず、逆にとられてしまった。次の試合に向けて頑張りたい。

(セットプレーのできの悪さは想定内?)
林:想定外のところはあったが、相手のメンバーチェンジの関係で想定内になった部分もあった。ラインアウトがもっととれるとよかった。
友井川:ある程度は想定内であったが、ラインアウトの調子は最悪だった。



【豊田自動織機シャトルズ 田村監督】
 予想通り、FWが大きくて強く、そのためセットプレーは全然だめだった。そのような状況の中で何とか勝ててよかった。多くの応援のおかげもあって、チームがステップアップしていることが実感でき、とてもうれしい。

【豊田自動織機シャトルズ 梅田主将】
 スクラム・ラインアウトは全然だめだったが、それ以外のプレーがよく、何とか相手より得点を上回ることができてよかった。ワイルドカードも今日の結果で見えてきたので、残り2戦勝利できるよう、修正していきたい。

(ワイルドカードが見えてきたが?)
田村:他のチームとの兼ね合いもあるので、まだ何とも言えないが残り2つ勝って、下位ブロックのトップに立ちたいと思う。

(ワイルドカードに対する手応えは?)
田村:今日のセットプレーではだめ。スクラムかラインアウトのどちらかで100%の獲得ができないといけない。規律を守ったプレーができるようになれば、上は見えてくる。




[敬称略]
(記事:早坂一成 大林直之 広報担当:進藤剛)