ジャパンラグビー トップリーグ2013-2014

 


2ndステージ 第6節 グループB マッチ・会見サマリー
(瑞穂公園ラグビー場)

1月11日(土) 12:00Kick Off

 0 - 17
14 - 24
豊田自動織機シャトルズ
14
リコーブラックラムズ
41


◎ 豊田自動織機シャトルズ vs リコーブラックラムズ マッチ・サマリー

  冬の底冷えを感じる快晴の下、リコーのキックオフでゲームが開始された。開始から両チーム共に積極的に攻撃を仕掛ける。風上に立つリコーは強力なランナーを軸に連続攻撃を仕掛け、豊田自動織機もターンオーバーから大きく展開し前進を試みる。そんな一進一退の展開から、前半8分リコー⑧ブロードハーストがゴール前のラックから豪快に飛び込み0‐7と先制した。その後、リコーは⑨山本、⑩河野を起点にブレイクダウンを連取し優勢に試合を進めるが、豊田自動織機も懸命の防御で応戦して、スコアが動かない時間が続いた。その後、リコーは前半32分に優勢なスクラムを押し込み、ブラインドサイドにできたスペースに⑪長谷川が飛び込み0-12とする。続いて36分にカウンターから⑮星野が大きくラインブレイクし⑲柳川へのロングパスが通り0-17とリードを拡げて後半を迎えた。

  後半に入ると豊田自動織機が息を吹き返す。後半5分には⑦竹内が豪快に突破しゴール前に迫ると、素早い球出しから⑬河合がトライを奪う。続いて後半8分にブレイクダウンを連取しスペースを作り出すと交代で出場した23ヴァカがDFを3人弾き飛ばし大きく前進し、ラックからの好球をFWとBKが一体となってボールをつないで最後は⑧カンコウスキーがトライを決め14-17と点差を詰める。対するリコーは後半11分にFWのパワープレイでゴール前に迫り、⑤カウヘンガがポスト下に飛び込んで14-24と再びリードを拡げた。スクラムで優位に立つリコーは何度もスクラムでペナルティーを奪い豊田自動織機のチャンスの芽を摘み取り試合の主導権を握る。後半28分にはやや運動量が落ちてきた豊田自動織機のカウンターアタックを組織的なキックチェイスからターンオーバーすると⑮星野がライン際を切り裂いてトライを奪い14-31とし、続いて32分にも豊田自動織機のカウンターをターンオーバーし⑪長谷川が飛び込んで14-38とリードを拡げた。ノーサイドまで豊田自動織機は懸命に攻めるが、その後リコーが1PGを追加し14-41で勝利を収めた。MOMは、リコーブラックラムズ⑧マイケル・ブロードハーストが受賞。




◎ 会見サマリー

【豊田自動織機シャトルズ 田村監督】
完敗だ。セットプレーでなかなかうまくいかなった。ブレイクダウンでもいいボールが出まなかった。後半は自分たちの持ち味が出せたが、継続することができなかった。あと一戦残っているので、今日できなかったことを活かして次につなげたいと思う。ありがとうございました。

【豊田自動織機シャトルズ 梅田主将】
瑞穂での最後の試合だったので、勝ちたかったが、完敗だった。外国人選手への対応がうまくいかなかった。

(ブレイクダウンはどうだったのか?)

田村:予定通りいっていたが、ロックに上から手を伸ばされてうまく出なかった。ブレイクダウンの戦いになってしまった。



【リコーブラックラムズ 神鳥監督】
アウェイだったが、リコーファンも多く、勝ててよかった。負けたら終わりなので、トーナメントのつもりで戦った。プラン通りの戦いができたので、次につなげたいと思う。

【リコーブラックラムズ 小松主将】
織機さんは調子がいいので、自分たちより上のチームだとういう意識で戦った。われわれはあと一試合勝たないといけないので、がんばりたい。

(前節負けて、この一週間のチームの雰囲気はどうだったのか?)

小松:負けているので、雰囲気は良くなかった。ただ、自分たちのやるべきことをやろうという気持ちで練習に取り組んできた。

(後半追い上げられたあと、いいターンオーバーがあったが?)

小松:ブレイクダウンであまりプレッシャーを受けていなかったので、ターンオーバーがうまくできたのはよかったと思う。




[敬称略]

(記事:中本光彦 佐々木太樹 広報担当:進藤剛)