ジャパンラグビー トップリーグ2013-2014

 


ワイルドカードトーナメント 1回戦 マッチ・会見サマリー
(瑞穂公園ラグビー場)

2月2日(日) 12:00Kick Off

15 - 24
10 - 17
キヤノンイーグルス
25
近鉄ライナーズ
41


◎ キヤノンイーグルス vs 近鉄ライナーズ マッチ・サマリー

  前日より降り続いていた氷雨も試合前にはあがり、まずまずのグラウンドコンディションの中、キヤノンのキックオフでゲームが開始された。日本選手権出場に向けて気合い十分の両チームは、試合開始からお互い積極的に攻撃を仕掛ける。前半9分キヤノンは左中間ゴール前ラックから、⑩カラム・ブルースがディフェンスライン裏にキックパスし、⑬ティム・ベネットがキャッチ、そのまま右中間にトライ(ゴール成功)7−0と先制。続けて13分キヤノンは右中間ゴール直前ラックから⑧ジョシュア・マウが左サイドに飛び込みトライ(ゴール不成功)12−0。このままキヤノンのペースになるかと思いきや、17分近鉄は⑩重光がPG成功で12−3と反撃を開始すると、20分左中間ゴール前5mラックより左サイドへまわし、⑨金→⑬ジーン・フェアバンクスと渡りトライ(ゴール成功)12−10とゲームの流れを押し戻す。31分キヤノンは⑫三友がPG成功し15−10とするも、32分近鉄は右中間ラックから左へ展開⑨金→⑩重光と渡り、左中間トライ(ゴール成功)で15−17とついに逆転。キヤノンは直後のキックオフで、気持ちが逸り⑭和田が危険なタックルでイエローカードを受けてしまう。近鉄は人数で優位に立ち、37分ハーフライン右中間ラックから左オープン攻撃により⑪李が左中間にトライ(ゴール成功)し、15−24で前半終了。

  後半に入り、開始早々近鉄が相手陣奥深くまで攻め込むも、キヤノン必死のディフェンスにトライを奪えず、逆に5分キヤノンが自陣22m付近右中間ラックから左へ展開し、一気に⑬ティム・ベネットが左隅にトライ(ゴール不成功)20−24と追い上げる。すぐさま近鉄も9分⑩重光がPG成功で20−27突き放しにかかるが、21分キヤノンは相手陣22m右ラインアウトから左オープン攻撃により⑮橋野が左隅にトライ(ゴール不成功)し、25−27とほぼ互角の勝負に持ち込む。その後一進一退の攻防が続くが、32分近鉄は相手BKディフェンスの隙をつき、一気に相手陣ゴール前まで攻め込み、左中間ゴール直前ラックから⑨金が飛び込み、勝利をほぼ手中におさめるトライ(ゴール成功)25−34。さらにホーン後のラストプレーでキヤノンが一矢報いようと必死のつなぎをするも、近鉄は自陣10m付近で⑮高がインターセプトにより中央にトライ(ゴール成功)。25−41で近鉄が激戦をものにした。




◎ 会見サマリー

【キヤノンイーグルス 永友監督】
残念だが、シーズンを通して同じようなミスをしてしまった。勝ち切れるチームとそうでないチームとの違いが出た。しかし、チームとしては良いシーズンを過ごせた。来シーズンは勝つ文化を作りたい。 

【キヤノンイーグルス 和田主将】
とても残念だ。良い時間帯は作れたが、勝ち切れない。今シーズンの象徴のような試合だった。しかし、シーズンを通してチームがよく成長できた。



【近鉄ライナーズ 前田監督】
どのような形でも勝って帰ろうと来た。その中で勝てたので良かった。次に向けてしっかりと準備したい。

【近鉄ライナーズ 森田ゲームキャプテン(副将)】
ファーストステージで負けた相手だったので、勝ててとてもうれしい。




[敬称略]

(記事:寺田泰人、正道範男 広報担当:進藤剛)